【完】矢野くん、ラブレターを受け取ってくれますか?






「んー、でも葵ちゃんは可愛いから許す!!俺も弁当たーべよっと!」



「なにそれ……」



少し頬を赤らめながら呆れたように言う葵ちゃん。


ふふ、葵ちゃん照れてて可愛いなぁ。
なんて言ったら怒られそうだから言わないけど!



さてと、私もお弁当……って。



「あああーっ!!!」



だ、大事なこと忘れてた。



「どうしたの?美憂ちゃん」



「大声出さないでよ……」



「私、今日、購買でお昼ごはん買わなきゃいけないんだった」



そうだ、今日お弁当作る時間がなくて、購買で買わなきゃだったのに……。
すっかり忘れてた。
今さら行ったところで、なにも残ってなさそう……。



「あーあ、まぁとりあえず行ってきたら?」



葵ちゃんがため息まじりに言った。



「うん……行ってくる……」



カバンから財布を取り出すと、私は教室を出て購買に向かった。
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