【完】矢野くん、ラブレターを受け取ってくれますか?
「おばちゃん、なにか残ってるものある?なんでもいいの!」
食堂のおばちゃんに声をかける。
「んーっとね、クリームパンが1つだけあるよ」
「じゃあそれください!」
はぁ、よかったぁ……。
クリームパンでなんとか午後の授業と放課後の居残り掃除を乗り切るぞ!
「はい、100円ね」
「ありがとう!」
100円玉とクリームパンを交換すると、私は駆け足で教室に戻る。
「あ、美憂ちゃん」
「星司くん!」
すると、私の教室の前の廊下にいた星司くんに声をかけられた。
「オデコ、もう大丈夫なの?」
「うん、もう痛くないし大丈夫!」
「そっか、よかった」
星司くんはいつものようにキラキラした笑顔を見せる。
すごいなぁ、星司くん。
オーラがもう他の人とは違うもんなぁ……。