君に届くまで。
「......ごめんな。」
「....ヒック......」
彼女は泣いていて。
その涙さえも拭ってあげられない自分に腹が立つ。
「.......だから、お前は他の誰かと幸せになれ。
....じゃあな。」
「....っ待って!」
「..............」
__そう叫ぶ彼女の声を背に俺は歩きだした。
「.....わ..私もあなたが大好きだよ!
あなたといた時間は本当に幸せだった!
今まで、たくさんありがとう。
......あなたは私の.....っだよ!」
__俺は思わず顔を手で覆ってしまった。
彼女の言葉は、この舞う雪をすべて
溶かしてしまいそうなほどに........温かかったから。