龍×蝶

*登校時の雑談*


『いってきまーす。』

桃廉「ねぇねぇそーいえばさー、朝一緒に食べてたよね?もしかしなくても、翡翠が作ったの?」

『ん?そうだけど…なんでわかったの?』

蒼玉「ふふっ…それはですね、天河は全くといっていいほど、料理が出来ないんですよ。」

玻離「そーやでっ‼前に腹減ったから誰か作ろうっちゅう話しになったんや。んで、じゃんけんに1人負けたした天河が作ったんやけど…これがまた、どうやったらこんな味になるんやってくらいまずかってなー。」

黄玉「あれは最悪だった。味も見た目も………」

桃廉「まっ、そんなわけでみんなから散々ダメ出しされて、只でさえ作らなかったのが余計に作らなくなったわけ。」

『それで、今朝のは私が作ったって分かったんだ。』

桃廉「そーゆーことー‼」

『じゃあ、みんなは朝はどうしてるの?』

蒼玉「コンビニやスーパーで買ったパンやおにぎりで済ませてますよ。」

玻離「俺らも天河ほどひどくはあらへんけど、料理はできへんからな。」

『そっか…なら、朝と夜はみんなで食べない?』

玻離「ほんまかっ!?そりゃ、うれしいわっ。」

桃廉「でも、6人分って大変じゃない?」

『大丈夫。量が増えるだけで手間は一緒だから。』

蒼玉「それなら、お言葉に甘えさせていただきます。天河もそれでいいですよね?」

天河「ああ、それでいい。作ってくれるのは翡翠なんだから、翡翠に任せる。」


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