婚約者は突然に~政略結婚までにしたい5つのこと~
「私はそうは思わないから」と一言言って逃げるように店へ戻ろうとする。
しかし、すれ違いざまに腕を掴まれ葛城の正面へ向き直された。
「金が必要なら都合をつけてやる。だから今すぐバイトなんか辞めろ」葛城は抑揚のない冷たい口調で命令する。
「やめない。絶対やめないもん」
ここじゃ絶対引かない。私は真正面から葛城を睨みつけた。
「4年間は私の好きにさせてくれるって言ったじゃない。自分ばっかり好き勝手してて、どうして私だけ何もしちゃいけないのよ!」
「遥ちゃん、ゴミの出し方解ったー?」その時沙織さんが裏口から姿を現した。
「さ、沙織さん…」
「どうしたの?大丈夫?」私と葛城の険悪な雰囲気を見て、心配そうに眉根を寄せる。
その顔を見ていると喉から熱いものが込みあげて来たが、私は必至になってこらえた。
「大丈夫です。なんでもありません。すぐ、戻りますから」
「でも…」と言って、沙織さんはチラリと葛城に視線を向けた。
「後で話そう。連絡する」葛城は二コリともせず憮然とした態度で言うと、店へ戻っていった。
「何なのよ、アイツ!マジムカつく!」頭に血が上り、私は路地裏で絶叫した。
しかし、すれ違いざまに腕を掴まれ葛城の正面へ向き直された。
「金が必要なら都合をつけてやる。だから今すぐバイトなんか辞めろ」葛城は抑揚のない冷たい口調で命令する。
「やめない。絶対やめないもん」
ここじゃ絶対引かない。私は真正面から葛城を睨みつけた。
「4年間は私の好きにさせてくれるって言ったじゃない。自分ばっかり好き勝手してて、どうして私だけ何もしちゃいけないのよ!」
「遥ちゃん、ゴミの出し方解ったー?」その時沙織さんが裏口から姿を現した。
「さ、沙織さん…」
「どうしたの?大丈夫?」私と葛城の険悪な雰囲気を見て、心配そうに眉根を寄せる。
その顔を見ていると喉から熱いものが込みあげて来たが、私は必至になってこらえた。
「大丈夫です。なんでもありません。すぐ、戻りますから」
「でも…」と言って、沙織さんはチラリと葛城に視線を向けた。
「後で話そう。連絡する」葛城は二コリともせず憮然とした態度で言うと、店へ戻っていった。
「何なのよ、アイツ!マジムカつく!」頭に血が上り、私は路地裏で絶叫した。