婚約者は突然に~政略結婚までにしたい5つのこと~
「そーですよー。東栄大学を目指した理由は中谷先輩が東栄大学へ進学したからです。アルバイトを始めたきっかけも中谷先輩と軽井沢の合宿へ行くためです」
「そもそも、中谷先輩って誰?」尋英さんが突っ込む。
私はどれほど中谷先輩が素敵かという事をSAKUの方々に熱く語った。
「ほぉ、ツチノコ妹に想う男がいたとはな」一通りの話を聞いて藤原は顎に手を当てていう。
「完全な片思いですけどね、婚約の話も中谷先輩は知ってますし」私はへへっと自嘲気味に笑い、ワインを一口飲む。
「なんか、複雑よねぇ?」沙織さんは頬に手をあてて溜息をついた。
「だって、好きな人がいたって、結局は結ばれない運命だってわかってお付き合いする訳でしょう?一緒にいても辛いだけじゃない?」
「俺はそうは想わないけどな」沙織さんの意見に藤原氏が反論する。
「付き合っても後悔するし、付き合わなくても後悔するなら、俺は前の後悔を選ぶ」
女性陣三人はホホゥと唸る。単純明快だけど、まともな意見だ。
「だけど、その話は中谷先輩が私を好きだってのが、前提ですけどね」私はグラスに残ったワインを一気に飲み干す。
「きっとイヤらと思います。地味な上に厄介な婚約者がいる私なんれー」
私はそのまま机の上に突っ伏した。
「あらヤダ!潰れちゃったわ!」「お前が飲ませ過ぎなんだよ」遠くで沙織さんと藤原氏の争う声が聞こえる。
「そもそも、中谷先輩って誰?」尋英さんが突っ込む。
私はどれほど中谷先輩が素敵かという事をSAKUの方々に熱く語った。
「ほぉ、ツチノコ妹に想う男がいたとはな」一通りの話を聞いて藤原は顎に手を当てていう。
「完全な片思いですけどね、婚約の話も中谷先輩は知ってますし」私はへへっと自嘲気味に笑い、ワインを一口飲む。
「なんか、複雑よねぇ?」沙織さんは頬に手をあてて溜息をついた。
「だって、好きな人がいたって、結局は結ばれない運命だってわかってお付き合いする訳でしょう?一緒にいても辛いだけじゃない?」
「俺はそうは想わないけどな」沙織さんの意見に藤原氏が反論する。
「付き合っても後悔するし、付き合わなくても後悔するなら、俺は前の後悔を選ぶ」
女性陣三人はホホゥと唸る。単純明快だけど、まともな意見だ。
「だけど、その話は中谷先輩が私を好きだってのが、前提ですけどね」私はグラスに残ったワインを一気に飲み干す。
「きっとイヤらと思います。地味な上に厄介な婚約者がいる私なんれー」
私はそのまま机の上に突っ伏した。
「あらヤダ!潰れちゃったわ!」「お前が飲ませ過ぎなんだよ」遠くで沙織さんと藤原氏の争う声が聞こえる。