初恋 二度目の恋…最後の恋
私が選んだのは中垣先輩だった。中垣先輩が静岡から来たというのもあったけど、今日の研究発表についても聞いてみたいことがあったからだった。既に諦めてしまった研究という仕事ではあるけどどうして譲れない部分もあった。
「せっかく誘って貰っていたのですが、あの…今、メールで」
「静岡研究所の中垣さん?」
「はい。食事でもしながら話そうと言われて」
「そっか、それなら仕方ないかな」
「すみません。では中垣先輩が待っていますので行きます。お疲れ様でした」
荷物を片付けて営業室を出ようとすると、不意に名前を呼ばれ、振り向くとそこには真剣な顔をした小林さんが居た。何か急ぎの仕事でも残していたのかと思ったけど、そうではなかった。
「どうしても美羽ちゃんに一言言いたくて…。俺、これからも美羽ちゃんと一緒に仕事をしたいと思っている。そう思っていることを忘れないで」
小林さんはそう言葉を口にした。今、何でこんなことを言うのだろうか?でも、そんな風に思ってくれていることはやっぱり嬉しい。私も小林さんとずっと一緒に働きたいと思っている。小林さんは今日の大会議室での研究成果の発表に揺れた私の気持ちを見透かしているかもしれない。
だけど、営業課から動くつもりはない。研究から退くことを決めたのは私で、今も後悔はしてはいない。
「ありがとうございます。営業一課で頑張ろうと思っていますから」
「うん。分かっているけど言いたかった」
「せっかく誘って貰っていたのですが、あの…今、メールで」
「静岡研究所の中垣さん?」
「はい。食事でもしながら話そうと言われて」
「そっか、それなら仕方ないかな」
「すみません。では中垣先輩が待っていますので行きます。お疲れ様でした」
荷物を片付けて営業室を出ようとすると、不意に名前を呼ばれ、振り向くとそこには真剣な顔をした小林さんが居た。何か急ぎの仕事でも残していたのかと思ったけど、そうではなかった。
「どうしても美羽ちゃんに一言言いたくて…。俺、これからも美羽ちゃんと一緒に仕事をしたいと思っている。そう思っていることを忘れないで」
小林さんはそう言葉を口にした。今、何でこんなことを言うのだろうか?でも、そんな風に思ってくれていることはやっぱり嬉しい。私も小林さんとずっと一緒に働きたいと思っている。小林さんは今日の大会議室での研究成果の発表に揺れた私の気持ちを見透かしているかもしれない。
だけど、営業課から動くつもりはない。研究から退くことを決めたのは私で、今も後悔はしてはいない。
「ありがとうございます。営業一課で頑張ろうと思っていますから」
「うん。分かっているけど言いたかった」