初恋 二度目の恋…最後の恋
「美羽ちゃん。ジュース飲んでから会社に帰ろう。マジで干乾びる」
今日は小林さんの取引先に同行していた。客先でお茶が出されたものの、いつものように順調というわけにはいかず、お茶に手を付ける余裕もなく、とりあえず次のアポを入れてから出てきたところだった。
熱弁を奮っていた小林さんにとって、夏の暑さと取引先での熱気が相乗効果を醸し出し、我慢できないくらいのなっているのだろう。でも、車を走らせだした今、そんなに時間を掛けずに社に帰ることが出来る。車を走らせながら子どものようなことをいう無邪気な小林さんに顔が緩んでしまう。
「もう少しで会社に着きます。早く帰らないと高見主任が待ってますよ」
「ジュース飲むくらいの時間はあるよ。ね、美羽ちゃん。ちょっとだけ。美羽ちゃんはいつものようにオレンジでいいの?」
「はい」
結局、小林さんに押し切られて少しの休憩。車は道路の脇に止められて、小林さんが買ってきてくれたオレンジジュースを私は手渡される。この頃、オレンジジュースばかり飲むのは私の気持ちが弱くなっているからだと思う。
オレンジジュースは小学校から帰ってきた私にお祖母ちゃんが必ず用意してくれていたものだった。
「オレンジジュースは好きなの?」
そんな問いに私はお祖母ちゃんのことを思い出し、胸がきゅっとなりながらも、平静を装った。
「昔から好きなんです」
今日は小林さんの取引先に同行していた。客先でお茶が出されたものの、いつものように順調というわけにはいかず、お茶に手を付ける余裕もなく、とりあえず次のアポを入れてから出てきたところだった。
熱弁を奮っていた小林さんにとって、夏の暑さと取引先での熱気が相乗効果を醸し出し、我慢できないくらいのなっているのだろう。でも、車を走らせだした今、そんなに時間を掛けずに社に帰ることが出来る。車を走らせながら子どものようなことをいう無邪気な小林さんに顔が緩んでしまう。
「もう少しで会社に着きます。早く帰らないと高見主任が待ってますよ」
「ジュース飲むくらいの時間はあるよ。ね、美羽ちゃん。ちょっとだけ。美羽ちゃんはいつものようにオレンジでいいの?」
「はい」
結局、小林さんに押し切られて少しの休憩。車は道路の脇に止められて、小林さんが買ってきてくれたオレンジジュースを私は手渡される。この頃、オレンジジュースばかり飲むのは私の気持ちが弱くなっているからだと思う。
オレンジジュースは小学校から帰ってきた私にお祖母ちゃんが必ず用意してくれていたものだった。
「オレンジジュースは好きなの?」
そんな問いに私はお祖母ちゃんのことを思い出し、胸がきゅっとなりながらも、平静を装った。
「昔から好きなんです」