初恋 二度目の恋…最後の恋
「すみません」
「うん。美羽ちゃんは何も心配しなくていいよ」
葬儀場に入ると、中は余りにも静かだった。お父さんもお母さんもどこにいるのか分からない。受付に聞けば分かると思うのに、小林さんは私をロビーに置いてあるソファに座らせると、自動販売機でオレンジジュースを買って持ってきたのだった。
「これでも飲んで落ち着こう。落ち着いたら美羽ちゃんのお祖母ちゃんのところに行こう」
小林さんはプルタブを開けると私の手にオレンジジュースの缶を握らせる。そして、小林さんの手にはブラックコーヒーの缶が握られていた。
「ありがとうございます。いただきます」
「ん。俺もコーヒータイム」
そんな無邪気に言う小林さんに顔が緩みジュースの缶に口を付けると、冷たくて甘いオレンジジュースがゆっくりと喉を流れていく。甘いオレンジジュースは私は気持ちが和らげてくれるのだった。私が無言でオレンジジュースを飲む横で、小林さんもコーヒーを飲んでいる。もう会社に帰らないといけないだろうに傍にいてくれる。
話し合いを終えたお母さんが部屋から出てきたのはそれからすぐのことだった。少し疲れた顔を見せながら、ソファに座る私を見つけると、優しく微笑んだ。そして、小林さんにも視線を移す。
「美羽。その方は?」
お母さんの言葉に小林さんが立ち上がると、頭を下げた。
「初めまして、坂上さんとは同じ職場で働かせていただいております小林と言います。一緒に営業先にいたものですから、こちらまでご一緒させて貰いました」
「うん。美羽ちゃんは何も心配しなくていいよ」
葬儀場に入ると、中は余りにも静かだった。お父さんもお母さんもどこにいるのか分からない。受付に聞けば分かると思うのに、小林さんは私をロビーに置いてあるソファに座らせると、自動販売機でオレンジジュースを買って持ってきたのだった。
「これでも飲んで落ち着こう。落ち着いたら美羽ちゃんのお祖母ちゃんのところに行こう」
小林さんはプルタブを開けると私の手にオレンジジュースの缶を握らせる。そして、小林さんの手にはブラックコーヒーの缶が握られていた。
「ありがとうございます。いただきます」
「ん。俺もコーヒータイム」
そんな無邪気に言う小林さんに顔が緩みジュースの缶に口を付けると、冷たくて甘いオレンジジュースがゆっくりと喉を流れていく。甘いオレンジジュースは私は気持ちが和らげてくれるのだった。私が無言でオレンジジュースを飲む横で、小林さんもコーヒーを飲んでいる。もう会社に帰らないといけないだろうに傍にいてくれる。
話し合いを終えたお母さんが部屋から出てきたのはそれからすぐのことだった。少し疲れた顔を見せながら、ソファに座る私を見つけると、優しく微笑んだ。そして、小林さんにも視線を移す。
「美羽。その方は?」
お母さんの言葉に小林さんが立ち上がると、頭を下げた。
「初めまして、坂上さんとは同じ職場で働かせていただいております小林と言います。一緒に営業先にいたものですから、こちらまでご一緒させて貰いました」