初恋 二度目の恋…最後の恋
折戸さんはニッコリと笑ったまま、少しも焦ってはいないからここが目的地なのだろう。それにしても看板のない店というのは思ったよりも緊張してしまう。
和食とは言っていたけど、この外観では本当に何の店なのかさえわからない。どちらかというとレストランというよりは雑貨屋とかのイメージが強い。漆喰の雰囲気がしっとりとした大人の空間をイメージさせる。そんな店だった。
「看板ないですよ。ここでいいのですか?」
「大丈夫。でも、中は少し暗いから気をつけて。美羽ちゃんは俺に付いてきてね」
そう言って折戸さんがゆっくりと木製のドアをゆっくりと開ける。ゆっくりというか本当に重そうだった。グッと開いたその先は私が思っていたよりも暗い空間が広がっていて、柔らかな微かな光を頼りに足を進める。
外の方が明るいかもしれないその店内には玄関ドアのように重厚な色の一枚板のカウンターがあり、その奥にはいくつかの部屋があるみたいだけど、入ったばかりの私の目にはよく分からない。
でも、こんな時間なのに店のカウンターは人で埋まっている。夜の時間を楽しむような店だから、もっと遅い時間に店の中がいっぱいになるのは理解出来るけど、こんな時間でもたくさんの人が溢れている。でも、騒がしさはなくてただ穏やかな時間を過ごしているという感じだ大人の雰囲気を纏う店だった。
「いらっしゃい」
私の耳に届いたのは低く掠れた男の人の声。その声が静かな店内に響く。
和食とは言っていたけど、この外観では本当に何の店なのかさえわからない。どちらかというとレストランというよりは雑貨屋とかのイメージが強い。漆喰の雰囲気がしっとりとした大人の空間をイメージさせる。そんな店だった。
「看板ないですよ。ここでいいのですか?」
「大丈夫。でも、中は少し暗いから気をつけて。美羽ちゃんは俺に付いてきてね」
そう言って折戸さんがゆっくりと木製のドアをゆっくりと開ける。ゆっくりというか本当に重そうだった。グッと開いたその先は私が思っていたよりも暗い空間が広がっていて、柔らかな微かな光を頼りに足を進める。
外の方が明るいかもしれないその店内には玄関ドアのように重厚な色の一枚板のカウンターがあり、その奥にはいくつかの部屋があるみたいだけど、入ったばかりの私の目にはよく分からない。
でも、こんな時間なのに店のカウンターは人で埋まっている。夜の時間を楽しむような店だから、もっと遅い時間に店の中がいっぱいになるのは理解出来るけど、こんな時間でもたくさんの人が溢れている。でも、騒がしさはなくてただ穏やかな時間を過ごしているという感じだ大人の雰囲気を纏う店だった。
「いらっしゃい」
私の耳に届いたのは低く掠れた男の人の声。その声が静かな店内に響く。