初恋 二度目の恋…最後の恋
「そうなんですか。信じられないです」
「蒼空は何でも人並み以上に出来るからこその不器用さだね。そんな蒼空だから、俺も高見主任も成長を楽しみにしている。この頃、成績もだけど美羽ちゃんが営業一課に来た頃からいい顔で笑うようになった。いい顔で笑うようになったのは美羽ちゃんも一緒だね」
お祖母ちゃんが亡くなる前、私が病室で会社の話をしていると、お祖母ちゃんが今の折戸さんと同じように『いい顔で笑うようになった』と言ってくれたのを思い出す。私は変わってはないつもりだけど、周りから見ると私は変わったのかもしれない。それならば間違いなく営業一課のおかげだと思う。
「営業一課の人は優しいです」
「俺も優しい人だと思ってくれている?」
そんな折戸さんの言葉に私は頷く。折戸さんの優しさにどれだけ助けられたことだろう。それに折戸さんが優しくないというのなら誰が優しいと言われるのだろう。
「聞いてもいいですか?フランス支社になんでいきなり転勤なんですか?」
「俺が希望したからだよ。まだ、美羽ちゃんが転属してくる前にヨーロッパの支社に転勤依頼をしていたんだ。広い世界を見てみたかったし、自分がどこまでやれるか試したくもあった」
前向きな折戸さんの話を聞きながら、フランス支社転勤を喜んで、送り出さないといけないと思った。寂しいと思うけど、折戸さんの希望なのだから。こんなにも自分のことを語る折戸さんは初めてだった。
いつも回りに気を回し、細かな心遣いをする人。その分、自分のことは後回しで…。折戸さんも不器用なのかもしれない。
「蒼空は何でも人並み以上に出来るからこその不器用さだね。そんな蒼空だから、俺も高見主任も成長を楽しみにしている。この頃、成績もだけど美羽ちゃんが営業一課に来た頃からいい顔で笑うようになった。いい顔で笑うようになったのは美羽ちゃんも一緒だね」
お祖母ちゃんが亡くなる前、私が病室で会社の話をしていると、お祖母ちゃんが今の折戸さんと同じように『いい顔で笑うようになった』と言ってくれたのを思い出す。私は変わってはないつもりだけど、周りから見ると私は変わったのかもしれない。それならば間違いなく営業一課のおかげだと思う。
「営業一課の人は優しいです」
「俺も優しい人だと思ってくれている?」
そんな折戸さんの言葉に私は頷く。折戸さんの優しさにどれだけ助けられたことだろう。それに折戸さんが優しくないというのなら誰が優しいと言われるのだろう。
「聞いてもいいですか?フランス支社になんでいきなり転勤なんですか?」
「俺が希望したからだよ。まだ、美羽ちゃんが転属してくる前にヨーロッパの支社に転勤依頼をしていたんだ。広い世界を見てみたかったし、自分がどこまでやれるか試したくもあった」
前向きな折戸さんの話を聞きながら、フランス支社転勤を喜んで、送り出さないといけないと思った。寂しいと思うけど、折戸さんの希望なのだから。こんなにも自分のことを語る折戸さんは初めてだった。
いつも回りに気を回し、細かな心遣いをする人。その分、自分のことは後回しで…。折戸さんも不器用なのかもしれない。