初恋 二度目の恋…最後の恋
私は小林さんと一緒に予約している店に向かう。会社から歩いていける距離の店で味はかなり美味しいと聞いているので、それだけは少し安心している。でも『送別会』なんだけど、もしも折戸さんのプロポーズを受けるなら送別会にはならない。
こんな時になってもまだ決めれない私がいる。折戸さんのことは好き。この気持ちは変わらないけど、これが恋愛としての好きかと聞かれると困る。
「ここだよ」
そんな小林さんの言葉で見上げた場所は…お洒落な雰囲気の漂う居酒屋だった。前に私の歓迎会をしてもらった時も素敵なお店で驚いたけど、やっぱり折戸さんの送別会ということで小林さんが頑張ってくれたのだと思った。白が基調となった漆喰の壁に木製のドア。ドアの上にはアイアンの飾りがあって、白にアイアンの黒が良く映える。南欧風の建物だった。
「ここは何のお店ですか?」
「普通の居酒屋。でも、いいワインを揃えてる」
そんなことを言いながら店に入ると、まだ少し早い時間だからか、お客さんもそんなには居なかった。でも、もっと時間が遅くなるにしたがって…もっと人は集まりそうな雰囲気。ワインの好きな折戸さんにはいいセレクションかもしれない。
お店の人に用意して貰った個室に案内して貰って、簡単に料理の打ち合わせをする。元々決まっている料理のコースにもう一品くらいは前菜を足して貰うということぐらいだけど、お酒を飲む人たちだからおつまみになるものが必要だった。
こんな時になってもまだ決めれない私がいる。折戸さんのことは好き。この気持ちは変わらないけど、これが恋愛としての好きかと聞かれると困る。
「ここだよ」
そんな小林さんの言葉で見上げた場所は…お洒落な雰囲気の漂う居酒屋だった。前に私の歓迎会をしてもらった時も素敵なお店で驚いたけど、やっぱり折戸さんの送別会ということで小林さんが頑張ってくれたのだと思った。白が基調となった漆喰の壁に木製のドア。ドアの上にはアイアンの飾りがあって、白にアイアンの黒が良く映える。南欧風の建物だった。
「ここは何のお店ですか?」
「普通の居酒屋。でも、いいワインを揃えてる」
そんなことを言いながら店に入ると、まだ少し早い時間だからか、お客さんもそんなには居なかった。でも、もっと時間が遅くなるにしたがって…もっと人は集まりそうな雰囲気。ワインの好きな折戸さんにはいいセレクションかもしれない。
お店の人に用意して貰った個室に案内して貰って、簡単に料理の打ち合わせをする。元々決まっている料理のコースにもう一品くらいは前菜を足して貰うということぐらいだけど、お酒を飲む人たちだからおつまみになるものが必要だった。