初恋 二度目の恋…最後の恋
「高見主任にそう言って貰えると嬉しいです」
「私は事実を言っているだけだよ。どこに行っても坂上さんなら大丈夫。例え、それが海外であってもね」
「え?」
高見主任はそう言いながらまたグラスを傾け、透明な液体を喉の奥に流し込む。私が驚いて高見主任の方を見ると眩そうに目を細めて微笑む殺人的なキラキラ光線を思いっきり浴びてしまった。
私は壊れてしまうのかもしれない。ドキドキするのが余りにも激しくて、自分の心臓が壊れたのではないかと思うほど。顔も熱くなる。さっきの心に引っ掛かった言葉も一気に流してしまうほどの威力を発揮している。高見主任に見つめられると…思考力の低下…いやそもそも思考力自体が持てない。
「そんなに見られると困ります」
「そう?でも、坂上さんは可愛いから」
「へ?」
「俺が磨いてやろうか?」
いつもとは全く違う高見主任は本気で危険だ。さっきまでの少しの仕事バージョンが消えた後の高見主任を見ているとクラクラしてしまう。可笑しくなりそうなほどの煌めきを私に向けていた。多分、私はこの時、呼吸というのを忘れていたと思う。妙に息苦しく、自分の瞳孔が開くのを感じた。
「冗談だよ。そんなことしたら、俺は殺されそうだ。まだ、俺は死にたくないから磨いてあげられないよ。ごめんね」
そう言ってクスクス笑う。その視線の先には折戸さんと小林さんの瞳があった。二人とも高見主任と私の方を見ていた。それなのに、高見主任はその形のいい唇を少し開くと魅惑的な声を響かせたのだった。
「私は事実を言っているだけだよ。どこに行っても坂上さんなら大丈夫。例え、それが海外であってもね」
「え?」
高見主任はそう言いながらまたグラスを傾け、透明な液体を喉の奥に流し込む。私が驚いて高見主任の方を見ると眩そうに目を細めて微笑む殺人的なキラキラ光線を思いっきり浴びてしまった。
私は壊れてしまうのかもしれない。ドキドキするのが余りにも激しくて、自分の心臓が壊れたのではないかと思うほど。顔も熱くなる。さっきの心に引っ掛かった言葉も一気に流してしまうほどの威力を発揮している。高見主任に見つめられると…思考力の低下…いやそもそも思考力自体が持てない。
「そんなに見られると困ります」
「そう?でも、坂上さんは可愛いから」
「へ?」
「俺が磨いてやろうか?」
いつもとは全く違う高見主任は本気で危険だ。さっきまでの少しの仕事バージョンが消えた後の高見主任を見ているとクラクラしてしまう。可笑しくなりそうなほどの煌めきを私に向けていた。多分、私はこの時、呼吸というのを忘れていたと思う。妙に息苦しく、自分の瞳孔が開くのを感じた。
「冗談だよ。そんなことしたら、俺は殺されそうだ。まだ、俺は死にたくないから磨いてあげられないよ。ごめんね」
そう言ってクスクス笑う。その視線の先には折戸さんと小林さんの瞳があった。二人とも高見主任と私の方を見ていた。それなのに、高見主任はその形のいい唇を少し開くと魅惑的な声を響かせたのだった。