初恋 二度目の恋…最後の恋
「美羽。俺だけを見ろ」
「え。」
いきなり高見主任に名前を呼び捨てされて、またまた呼吸を忘れる。『俺だけを見ろ』って何??背中がゾクゾクとしてしまい、身体中が一瞬で真っ赤に染まったのだった。もう、動けないとさえ思った。
「面白いね。本当に」
そう背中が粟立つような魅惑的な声を零すと、綺麗に微笑む。何がそんなに面白いのだろう。目の前にいる私は既に可笑しくなる一歩手前。この場から立たないといけないと分かっているのに、危険区域はアルコールの摂取量に呼応するかのように浸食してくる。
私は完全に取り込まれてしまっていた。
「そろそろかな」
高見主任は本当に楽しそうに微笑むと、また新しくグラスに注がれた透明の液体を楽しむように口に含む。口では色々言っているのに、高見主任は少しも私には触れなかった。
「美羽ちゃん。ちょっといいかな。ちょっと話がある。高見主任。話の途中ですみません。」
そう言って、高見主任の前から救いに来てくれたのは小林さんだった。何の話か分からないけど助かったと思った。高見主任と一緒にいると魂を抜かれそう。いや、今回は威力が強すぎて一気に私は高見主任の色香に動けなくなっていた。
最初の歓迎会で言われた言葉を思い出す。
『酒を飲みながら語る高見主任は男も惚れそうなほどだから…坂上ちゃんなんて一発で落ちるよ。』
高見主任の魅惑に捲かれると本気で思った。
「え。」
いきなり高見主任に名前を呼び捨てされて、またまた呼吸を忘れる。『俺だけを見ろ』って何??背中がゾクゾクとしてしまい、身体中が一瞬で真っ赤に染まったのだった。もう、動けないとさえ思った。
「面白いね。本当に」
そう背中が粟立つような魅惑的な声を零すと、綺麗に微笑む。何がそんなに面白いのだろう。目の前にいる私は既に可笑しくなる一歩手前。この場から立たないといけないと分かっているのに、危険区域はアルコールの摂取量に呼応するかのように浸食してくる。
私は完全に取り込まれてしまっていた。
「そろそろかな」
高見主任は本当に楽しそうに微笑むと、また新しくグラスに注がれた透明の液体を楽しむように口に含む。口では色々言っているのに、高見主任は少しも私には触れなかった。
「美羽ちゃん。ちょっといいかな。ちょっと話がある。高見主任。話の途中ですみません。」
そう言って、高見主任の前から救いに来てくれたのは小林さんだった。何の話か分からないけど助かったと思った。高見主任と一緒にいると魂を抜かれそう。いや、今回は威力が強すぎて一気に私は高見主任の色香に動けなくなっていた。
最初の歓迎会で言われた言葉を思い出す。
『酒を飲みながら語る高見主任は男も惚れそうなほどだから…坂上ちゃんなんて一発で落ちるよ。』
高見主任の魅惑に捲かれると本気で思った。