初恋 二度目の恋…最後の恋
そんな話をしている私と折戸さんが案内されたのは窓際の一番奥の席。私が座った場所からは夜景と折戸さんしか見えない。椅子を引いて貰って席に座ると、窓の外には煌めく夜景が眼下に広がっていて、前を向けば、夜景にも負けないくらいに輝きを見せる折戸さんが座っている。
私にとってはどちらも眩しい。そっと視線をテーブルの方に向けるとピカピカに磨かれたカトラリーが並ぶ。本格的なフランス料理のフルコースに間違いない。黒のスーツを着た男の人がエンジ色の皮張りのメニューを折戸さんと私に差し出す。
それはドリンクメニューで…全てフランス語で書かれてあった。その下にきちんと日本語で訳も書かれているけど繊細な文字で書かれたメニューを凝視してしまう。何を選んだらいいのかわからない。
「今日はシャンパンにしよう。飲みやすいし、美羽ちゃんも美味しく飲めると思うよ。その後はワインを一本開けてもいいけど、美羽ちゃんはそんなに飲まないからグラスワインの方がいいかな」
「そうですね」
私がそういうと、折戸さんは名前も知らないシャンパンを頼んでくれて、それを聞くと係の人は恭しくお辞儀していってしまった。折戸さんの手にはさっきのドリンクメニューの代わりに食事のメニューが持たれている。それを開くとニッコリと微笑んだ。
「料理はコースにするか、それともアラカルトにするか迷うよね。美羽ちゃんは何がいい?嫌いなものとかある?」
私にとってはどちらも眩しい。そっと視線をテーブルの方に向けるとピカピカに磨かれたカトラリーが並ぶ。本格的なフランス料理のフルコースに間違いない。黒のスーツを着た男の人がエンジ色の皮張りのメニューを折戸さんと私に差し出す。
それはドリンクメニューで…全てフランス語で書かれてあった。その下にきちんと日本語で訳も書かれているけど繊細な文字で書かれたメニューを凝視してしまう。何を選んだらいいのかわからない。
「今日はシャンパンにしよう。飲みやすいし、美羽ちゃんも美味しく飲めると思うよ。その後はワインを一本開けてもいいけど、美羽ちゃんはそんなに飲まないからグラスワインの方がいいかな」
「そうですね」
私がそういうと、折戸さんは名前も知らないシャンパンを頼んでくれて、それを聞くと係の人は恭しくお辞儀していってしまった。折戸さんの手にはさっきのドリンクメニューの代わりに食事のメニューが持たれている。それを開くとニッコリと微笑んだ。
「料理はコースにするか、それともアラカルトにするか迷うよね。美羽ちゃんは何がいい?嫌いなものとかある?」