初恋 二度目の恋…最後の恋
私の勤務している『東京北研究所』は都心から少し離れたところにあり自然にも恵まれている。
本社からもほど近い東京北研究室はたくさんの研究員を抱えていて、建物の中は細かく研究室として区切られている。そんな研究室を普通は何人かで一つの研究室を使っているけど、私も先輩と二人で一つの研究室を使っていた。一緒に仕事をしている先輩は一人でも研究室を持つことの出来るくらいの有能な人だった。
先輩は自分の研究に没頭する人だから、私は居ても居なくても一緒なのだろう。人間関係が苦手な私にはちょうどいい空間だった。
そんな静かな東京北研究所はその日は朝から慌ただしかった。
誰かが研究の成果を挙げたのだろうかと思ったけど、そんな感じじゃない。成果が挙がったら研究所の雰囲気に高揚感があるけど、今日は緊張の色を翳す。
ざわついている。
何があったのだろうかと思っていたら、研究室にあるスピーカーから館内放送が流れた。館内放送が流れるのはそんなになくて、いつもは静かな研究所に所長の低い声が響く。真剣なその声が私を緊張させた。
『パソコンの社内チャンネルに合わせてください。重大な発表があります。』
通達でもメールでもなく社内チャンネルの放送なんて、新年の挨拶くらいなのに、今日は何があったのだろうかと思った。でも、その内容は新年の挨拶なんか足元にも及ばないほどの内容だった。
本社からもほど近い東京北研究室はたくさんの研究員を抱えていて、建物の中は細かく研究室として区切られている。そんな研究室を普通は何人かで一つの研究室を使っているけど、私も先輩と二人で一つの研究室を使っていた。一緒に仕事をしている先輩は一人でも研究室を持つことの出来るくらいの有能な人だった。
先輩は自分の研究に没頭する人だから、私は居ても居なくても一緒なのだろう。人間関係が苦手な私にはちょうどいい空間だった。
そんな静かな東京北研究所はその日は朝から慌ただしかった。
誰かが研究の成果を挙げたのだろうかと思ったけど、そんな感じじゃない。成果が挙がったら研究所の雰囲気に高揚感があるけど、今日は緊張の色を翳す。
ざわついている。
何があったのだろうかと思っていたら、研究室にあるスピーカーから館内放送が流れた。館内放送が流れるのはそんなになくて、いつもは静かな研究所に所長の低い声が響く。真剣なその声が私を緊張させた。
『パソコンの社内チャンネルに合わせてください。重大な発表があります。』
通達でもメールでもなく社内チャンネルの放送なんて、新年の挨拶くらいなのに、今日は何があったのだろうかと思った。でも、その内容は新年の挨拶なんか足元にも及ばないほどの内容だった。