クレームの女王
生まれ変わった麗華は
街を颯爽と歩いて行く。


ブランドの服とバッグで
武装した麗華に怖いものは何もない。


道の真ん中を胸を張って歩いている。


街はすっかり暗くなり
街の明かりが輝いている。



LEDの街灯の下
酒を飲んで顔を赤くした人がたくさんいる。


結婚して以来
夜の街に行く事も無かった麗華は


その様子が凄く
まぶしく見えた。


その時背後から突然声が聞こえた。


「ハンカチ落ちましたよ」


声をかけられて振り向いた麗華は
思わず息を飲んだ。


そこには背の高いイケメンが
麗華のハンカチを持って立っていた。


かすかに微笑むイケメン。


麗華の心拍数がみるみる
あがり、顔が赤くなって行く。
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