クレームの女王
「そうだね。ワガママはダメだよね。


みんなに嫌なことばっかり言ったり
自分の好きなものばっかり買って


お金を独り占めするのは
よくないよね。


ママはみんなに嫌われて当然だよ…………」


麗華は今までの事を後悔して
涙ながらに祐樹に向かって


反省の言葉を並べている。

「ママ、みんなにきらわれたら
ごめんなさいすればいいよ」


祐樹の言葉に顔を上げる麗華。


子供の言葉に教えられた。
なんでこんな簡単な事に気が付かなかったのだろう。

悪い事をしたら謝る。

当然の事。

大人の打算や勝手に邪魔されて
こんなシンプルな答えに

辿りつけなかった自分に
溜め息をつく麗華。
< 157 / 206 >

この作品をシェア

pagetop