クレームの女王
「うるさいわね!あんな奴は
死んだ方が良かったのよ」


麗華はまた祐樹を突き飛ばした。


祐樹が転がった先には
ブランド物のバッグが


大切そうに飾ってあった。



「ごちゃごちゃ言わないで走りなさいよ!」


麗華がそう叫んだ瞬間
祐樹がブランド財布を掴んで放り投げた。


財布は壁に当たり下に落ちた。


「ぎゃああ!財布が!」


麗華が奇声を上げて財布を追いかける。



皮肉にも祐樹より先に
麗華が走らされた。



醜くブランド物を追う姿は
すでに人間のものとは到底思えない。







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