クレームの女王
突然にらみつけられた運転手は
思わず自分の口を押えた。


麗華はそんな様子をじっと見つめた後
静かに口を開く。

「ここにトラックを置くと危ないから
マンションの自治会でも問題になってるのは


知ってますよね?」


運転手は小さくなってうなずく。


「あ……はい。でもほかにトラック置くところが
なくって…」


「だったら表通りの広い道路に
止めたらいいじゃない」


「でも…そこからじゃ遠すぎて時間がかかるし」


「でもじゃないわよ!あんたのトラックのせいで
うちの子供が死にかけたのよ!


どうしてくれるのよ!」



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