クレームの女王
「奥様、それはおやめになった方が…」


冷や汗をかきだした所長は麗華を止める。
しかし、麗華はなんで?って顔をして


所長を見つめてる。


「所長さん知ってました?つぶやきが拡散されたら
凄い威力ですよね。


カップ麺に虫が入ってた事件あったじゃないですか?
あれも最初は誰かがつぶやいたんでしょ。


それが大事になってカップ麺の工場は閉鎖。
怖いですねつぶやきって。


そう思いません?所長」


「お待ちください…」


完全に勢いをなくした所長は
絞り出すような声で麗華にお願いをしている。


百戦錬磨の所長をも黙らせる
ネットの威力に


心の中でほくそ笑む麗華。
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