クレームの女王
麗華は震えながらうなずいた。


その様子に満足したのかゆっくりと立ち上る。
そのままテレビの方に行ってしまうのかと思われた


次の瞬間


旦那はまたニヤリと笑い
麗華の方を向いた。


「でもさ、儲けは分け合うのが筋だよね。
だって夫婦なんだもん」


麗華は息をのむ。
そして旦那はさらに言葉をつづけた。


「出せよ。届いてんだろ?ブランド物の財布。
明日リサイクルショップに売り飛ばして

バイクの頭金にするから。


独り占めにしようとしたバツだよ!
ははは!」


旦那の様子に今までは恐怖して小さくなっていた麗華。

でも、せっかく手に入れた財布を売り飛ばすといわれた時
麗華の怒りは頂点に達した。


「いやよ!絶対いやよ。誰があんたなんかに…」


麗華は言い返そうとしたが
その後の言葉を続けることが出来なかった。


麗華は旦那に殴られたからだ。

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