優*雪

蕎麦屋で再会

翌日


朝餉の前に、土方が皆に
優太が慶喜様のもとへ帰ったことを告げた


「土方さんにだけ ?」

沖田は口をとがらせた



その日、原田が

「この前の子のところへ、皆で蕎麦を食いに行こう!」

と言い出した!

沖田がやばいと焦る

永倉にセツを、見られるわけにはいかない




が……そんなこと言えない…




結局

土方 永倉 原田 藤堂 沖田 斉藤 で行くことになった

「いや~土方さんが、奢ってくれるなんてね~」

「んなこといってねぇよ!!」

「そんなこと言いながら
いつも出すじゃないですか?」

「ださねぇー!」

土方と沖田がじゃれてる間に、蕎麦屋に到着!

「いらっしゃい!」


中からの声は、セツではなかった


かわりにいたのは…


「ま… こと ?」

「え? 新八 ?」

「「 久しぶりーーー!!! 」」




永倉の幼なじみと妻の美加



「あれ…セッちゃんは…?」

藤堂がきく


「大阪に帰るって」

「睦? 雪之介は?」

「……」



「あら?新ちゃんやないの?」



「おばさん!! 生きてたんですか!?」

「なにいってんの?新ちゃんたら?」

「じゃあ  雪之介も?」

「生きてるにきまってるでしょ?」

「たまに来るわよ?
この前まで、妹のセツがいたんだけど
大阪に帰っちゃって!」

「妹いたんですか?」

「いたのよ~!かわいいのよ!
雪とそっくりなんだから~!」

事情を知らない、睦の母はペラペラ


睦と美加 沖田は 冷や冷や






沖田はセツまでいなくなったことで

もう、会えないような不安にかられた





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