優*雪
雪が会津公の所へ行ってすぐ

影朗の前に二人の黒髪が現れた

敵も十名現れた

影朗は片手を腰にあてもう片方は扇子で扇ぐ

「ずいぶんと余裕だな」

「ははっ。そんなことないですよ?」

俺たちが話している間に、二人が敵を切り捨てる


「経験不足にゃみえんな」

「あの二人は、はじめて人を斬りました」

!!!!

「それにしちゃ落ち着いているな」

「感情は邪魔ですからね」

!!!!
驚いてばかりだが、なんか…怖ぇな


シュッ!!

「喋ってんじゃねぇ!!」


うおっ!!脅かすな!!

「すみません」

「あいつらとかわるから、指示出してやれ!」

「え?」

「状況は、いつも把握しろ!!」


全く、わからねぇ
影朗は、わかったのか?

雪が二人と替わる
なぜか、二人がやった奴の顔を見てる
つーか、足でひっくり返すな!

先ほど、影朗がしていたように腰に手を当て、扇子で扇ぐ

ああ。まったく同じ動きだ

これは、訓練された動き……



雪の前から、敵がくる

二十数名ほどいるな

扇いでいた扇子に敵の刀を指し、ぐるりと回し、刀を奪う

奪ってすぐに刀で二人斬る

足で蹴りを入れつつ、他の奴らを切り捨てる

危なげなくあっさり全員を一人でやる

すげぇな……

味方で良かった




ドォーーーーン!!




大砲!!!

しかも、御所に打ちやがった!!
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