恋愛戦争
すぐ開けろ!とマジックで力強く書かれているいくつかのダンボールの中に、探していたバスタオルが入っていたのでようやく俺もお風呂に入る。
適当にシャワーを浴びて上がるとドライヤーがないことに気づき、嘆く。
地味に嫌だ。
どっかにあるはず、だがしかしもうダンボール開けたくない。また今度にしたい。
タオルドライに全力をかけガシガシ拭いて明日のためにスマホで目覚ましをかける。
11時って行ってたからたぶん10時には出るつもりだな。でも何かと早め行動しそうだな、7時に起きよう。
既に明日の行動パターンは決まっている。
きっと怒られるだろうが、自分の所属事務所に行ってなにが悪い。開き直る事にした。
まだ寝るには早いが、特段することもないので引越し前に買い替えた新品のベットに潜り込む。
晶といるときは、ぐわっと湖の底から湧き上がる噴水のような恋情が溢れる。
1人きりになって改めて冷静になると、そこには噴水からぽたぽたと滴る穏やかなものになる。
思い返せば、俺の初恋は17歳のときで。あの頃は訳もわからずのめり込んだ。
四六時中想いを馳せて、どうにかして想い人に近づけないかと思案する日々。
ああ、なんて若かったのだろうか。といまなら思える。
大人の恋愛、最高。