【実話】終わらないトンネル



でもやっぱり、
「自意識過剰」な私は
浮いていないのに浮いていると
思い込みが酷く人間関係が苦手で
クラスでも居づらく思っていた


仲良くしてくれる人達より
嫌われている人達の言葉や行動が
私の中で目立って見えてしまう。


“嫌われる”とか“みんなと違う”が
一気に自分から自信を吸いとる
誰に言われたわけでもないのに
ひとりで落ち込んだ


それが本当に揉め事の火種になり
さらに頭を抱えることも多々あった


自信のなさから出る「下向きな態度」が
周りを避けていると思われたり
嫌がっているとか乗っていない
「 梓は私達と居ても楽しくない」ととられた


私だって一緒に居たいし
もっとみんなと笑いたいし
楽しみたい、輪に入れて?

あぁでも輪に入れてなんてもらえないだろうなぁ


周りが羨ましい
「楽しいんだろうなぁ」
「家もお金があって親も温かくて」
「私ばっかりこんな思い..」


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