【実話】終わらないトンネル



その頃からかな?

自分に対する周りからの
“友情”って何なのか
分からなくなり始めたのは

いつも友達ってなんだろうって
家に帰って夜考えながら泣いていた
苛立ちがこみ上がると
鉛筆の束を折ってごまかしていた


誰にも当たれない


いや、誰にも言い返せない
だからだったんだろう…
弱虫で一人なりたくなくて
結果、一人になっていったのに認めなくて


だんだん私の心の扉は
音を立てて閉ざされ始めていた


とにかく幼少期からずっと持ち続けてきた
この少しの「ズレ」と「違和感」。


子供の頭では考えれば考える程に
答えのない方程式であって
いつも結論は「私が悪い子だから」だった

こう思う、
「私は楽しくない
あの子はあんなに楽しそう、あ、笑った
今もしかして私の事可哀想って思ったかな」
思考回路がぶっ飛んでいた


こう作品を書き進めるごとに
私は自分の中にある闇が
後天的なものではないと
重く重く今更理解をしていく。

あの時、答えのない方程式の前に
涙と流し続けた日々はなんだったのだろうか

続きを読んでいただこう..

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