【実話】終わらないトンネル
自分自身が無力で不必要な存在で
今にも抹殺したい消えたい
これが正論だった自分が
打ちひしがれても
何故、諦められたかった─。
こう居たくて私は居るんじゃない!
そう訴える、必死な私がそこに居た
この日のこの瞬間から
私は生まれ変わる決心をした
自問自答のただ繰り返し、
劣等感との闘いの毎日
ただ孤独の自問自答は
進んでいないようで私を大いに変えていた
着々と「私」が作り上げられ始めていた
私は当時、本当に孤独だった
だから、何通も何通も未来の自分に手紙を書いた
私には誰一人として味方は存在しなかった
だから、巡り積もる「自殺願望」を認めた
手紙は数通、残っているが
「死にたい」と「殺してやりたい」と
「自分が自分でコントロール出来なくなるのが怖い」と
書いてあったけれど最後には
「もし私が生きたのなら私が繋いだ命を絶たないでほしい」とあった。
そう、きっとー。