あきらめない ~ 青空の下のマウンド ~

「楽になるだろ?」


真顔でそう返され、なんと答えていいか分からなくなる


「・・・あっそ」


「あ、別にお前のためじゃねーからな!いつまでたってもそこでウジウジされてちゃ俺の練習の妨げになるから聞いてやったまでだかんな!!」


「あっそ!!」


一言多いんだよ!


そう言って俺も立ち上がり、土をはらってバットを持った


すると、持ったバットを正裕に取られた



「お前のはあっちにあんだろ!」


そう言って取り返そうとすると、正裕はバットを自分の後ろへ持って行き


「行って来いよ」


と言った


「・・・どこに?」


「史花ちゃんのところ。
昨日結局会ってないんだろ?」


「今日はいい…」


昨日の今日だ


今は少し会いづらい


「いいから行って来いって」


「だから今日は…「逃げてんぞ」


「・・・わかってる」


「俺は、永岡とかいうやつより、史花ちゃんのこと分かってやらんのはお前だと思う」

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