できちゃった結婚です!

※※



今、わたしの真正面に座ってコーヒーを飲んでいるのは
新の元カノ、らしい女の子。

わたしよりも一つ年下で、雑誌に出てきた感じの可愛い女の子だ。


少し茶色がかった髪をふんわりカールさせていて、
着ている黒のワンピースも大人っぽさがありつつもどこか
可愛らしい感じがしてとても似合っている。


ぶっちゃけて言うと、わたしとは正反対の女の子だ。



「私、新君の事が好きで、お付き合いしていたんですけど。
突然やっぱり無理、別れると言われてしまって..」


そう言うと泣きだしてしまう彼女。


えーっと、どうしてこういう事になってしまったんだっけ?と
再び今日の事を振り返ってみる。



年が明けて、数日が経ったある日。
百貨店に向かう途中にわたしの携帯に一通のメールが届いた。


差出人は不明。
すぐに消去することも出来たけれど、
新君の事で。とタイトルに書かれてあったので慌ててメールを開いた。


揺れる電車の中でその内容を読んでどうしようか
返信に迷った。


内容はとてもシンプルで、元カノらしい文章だった。


“新君の事でお話があります”



< 118 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop