この恋、成就率30%



「どうせお前のことだから?

『夫婦』じゃなくて、あくまで『兄妹』で、

でもどんな間柄であれ、おれのっていう位置づけは気に食わなくて


結果、『おれたちの妹』って言ったんだよな?」






幼馴染だと、こういうときに困る…



すっかり思考を読まれて、

寸分の狂いもなく言い当てられてしまっては、返す言葉もない



しかも、それが醜い独占欲なら、なおさらだ






「…わりぃかよ」


「はははっ!

お前、その顔…見せる相手が違うだろ!」



未だ笑っている悠馬…


きっと、おれは顔をあかくして、情けない表情なんだろうな




「っと、おれが言いたかったのはこんくらいだ

あとは、明日にでも報告しろよってことくらいだな」



「…いい報告ができるように、努力…はする」



「そーしてくれ」




そう言って、悠馬は自分の席に戻っていった






じゃあ…

まずは葉月を誘うことから、だな


< 30 / 66 >

この作品をシェア

pagetop