Not to memories
自分の席に着くと、
自然と斜め前の空席が目に入り、飯田さんは来ないと感じた。始業式を終え、やはり飯田さんが現れることはなかった。


どうしているのだろう。
彼女はどう夏休みを過ごしていたんだろう。

彼女とケーキを食べてからの数週間は、
彼女のことを毎日考えていた。

考えないようにしようとしても、結局考えてしまう。

彼女はどうなのだろう。あの日ケーキを一緒に食べた時間は、もう忘れてしまったのだろうか。。。少しは楽しいと感じてくれたのだろうか。ただ、俺を楽しませてくれただけなのだろうか。
。。。。
それでもいい。

いずれ彼女は学校に来る。。


だから学校が始まることを少しだけ楽しみにしていた自分がいた。
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