年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
暗にもう帰っていいぞ、と言われたのはわかったけれど、さすがにそのまま帰るのはプライドが許さなくて、言われた通りカラーモデルを探しに街に繰り出した。

狙い目は、根元がプリン化していても放置している金のなさそうな大学生。余裕のありそうなOLや髪型にこだわっていそうな人より、断られる率が格段に低い。
冷たくあしらわれるのが怖くて、最近はなるべく話を聞いてくれそうな人にしか声がかけられなくなっていた。


街に立っていても、これだと思える人がなかなか現れない。

早々に見切りをつけて、今度は大学の近くに移動する。


授業終わりの学生を狙って、一人、この子なら話を聞いてくれるかも、と思った子に声をかけて、思いっきり不審な顔をして逃げられた時に、ポケットの中の携帯が鳴った。
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