年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
にっこり笑うその笑顔が、ボロボロだった心を優しく、包み込んでくれたような気がした。


どれだけ辛いと思っていても、情けない弱音を吐いても、最後の最後で踏みとどまり続ければ、いつかはちゃんと成長できる。

大丈夫だよ、と微笑むそのアルトの声が、じわじわ心に染み込んだ。


視界がさっきより、少しクリアになった気がする。


大丈夫、大丈夫。だからまだ、逃げちゃダメだ。


――大丈夫。まだ、頑張れる。
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