年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
祥裄との結婚はなくなった、と最後に告げたとき、絵里ちゃんの顔に浮かんでいたのは、怒りでも喜びでもなく、どこか申し訳なさそうな落ち込んだ表情だった。
「……それって、私のせいでもありますか?」
「え?」
全く予想していなかったことを言われて、本気で意味がわからなかった。私が違う人を好きになった、そのどこに、絵里ちゃんのせい、という要素が入り込むのだろう。
「だって、私が余計な横槍をいれなかったら、先輩はその年下の美容師には会わなかったし、祥裄さんだって先輩の誕生日にプロポーズして、二人ともなんの疑いもなく結婚してたはずなんですよね?」
絵里ちゃんは本気でそう思っているようで、どんどん表情が険しくなっていく。
「だって、祥裄さんは、まだ沙羽先輩のこと、好きなんですよね? 沙羽先輩だって、祥裄さんのこと、嫌いになったわけじゃないんでしょう? 二人がすれ違うきっかけを作ったのは私で、ということは祥裄さんの幸せをぶち壊したのは間違いなくこの私で……」
言いながら次第に涙目になっていった。私ではなく自分のことを責めるような、そんなことを絵里ちゃんが言い出すとは思ってもみなかった。
「……それって、私のせいでもありますか?」
「え?」
全く予想していなかったことを言われて、本気で意味がわからなかった。私が違う人を好きになった、そのどこに、絵里ちゃんのせい、という要素が入り込むのだろう。
「だって、私が余計な横槍をいれなかったら、先輩はその年下の美容師には会わなかったし、祥裄さんだって先輩の誕生日にプロポーズして、二人ともなんの疑いもなく結婚してたはずなんですよね?」
絵里ちゃんは本気でそう思っているようで、どんどん表情が険しくなっていく。
「だって、祥裄さんは、まだ沙羽先輩のこと、好きなんですよね? 沙羽先輩だって、祥裄さんのこと、嫌いになったわけじゃないんでしょう? 二人がすれ違うきっかけを作ったのは私で、ということは祥裄さんの幸せをぶち壊したのは間違いなくこの私で……」
言いながら次第に涙目になっていった。私ではなく自分のことを責めるような、そんなことを絵里ちゃんが言い出すとは思ってもみなかった。