年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
はあー、っと瑞香が大きなため息をついた。

胡乱な目で私をじとっと見つめる。

「捨てる神あれば拾う神アリ、って感じね。

雨に濡れてたら傘差してくれたって? 
それはナンパなの? ただの親切なの?」

「ただの親切だと思う。あの子、おばあちゃんとかにもそういうことしそう」

「で? 店の中に入れてくれてシャンプーしてくれて、髪を切らせる約束をした、と。その後家に連れ込まれたかあんたが押しかけたかして、ヤったかヤらないかはわかんない。
……それで?」

「それで?」

「あんた私に何を相談したいの? 
気に入ってまた会いたいなら会いに行けばいいじゃない。仕事先を知ってるんだから」

< 39 / 462 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop