年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~


俺と沙羽さんと、そしてきっとタケさんと綾川さんの心からの祈りが神様に届いたのか、花火大会当日は雲ひとつない青空だった。
起きて真っ先にカーテンを開けて、その青空を見たときは、嬉しくて一気にテンションが上がった。

俺は一足先に店を開けて、午前中に一人予約のお客さんをこなしてから、そのまま店で待つことになっている。午後からはタケさんと、沙羽さんの家で着替えてから来る女性陣二人と合流して、髪をセットしてからタケさんの車で出発だ。

初めて見る沙羽さんの浴衣姿が、今から楽しみでしょうがない。

一昨日、実家に帰省中の沙羽さんと夜中に電話をした時に、浴衣決まったよー、と明るく報告されたけれど、写真は送ってくれなかった。当日のお楽しみ、なんて言われたら、どうしたって期待が膨らむに決まってる。
昨日の仕事終わりの掃除中、想像して思わずにやついてしまったら、葉月に大輔さん気持ち悪い、とひかれてしまった。
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