年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
何もしなくても綺麗な子がプロにメイクを施されたら、もう最強だと思う。ぱぱっと簡単にいじっただけなのに、綾川さんの持つたおやかさが倍増して、しっとりはんなり、なおかつ華やかさもある浴衣美人が完成していた。
辻井さんに笑いかける綾川さんの姿にまた見とれて、いっそケースにいれて飾っときたい、と本気で思う。
満足げに綾川さんを見て頷いたあと、辻井さんが私を見た。
「片桐さんも折角なので少しだけ、手を加えてもいいですか?」
「あ、はい、是非」
プライベートでは私も仕事の時ほどがっつりメイクはしない。
以前大輔くんがあんまりしないほうが好き、と言ってくれたのもあって、さすがにベースメイクだけは頑張るけど、他はさらっとしかいじらない。
綾川さんと交代して鏡の前に座る。誰かにメイクされるなんて、一体いつぶりだろうか。下手したら成人式以来かも。
ちょっと目を閉じててください、と言われて、おとなしく言われた通りにする。目元に辻井さんの指が触れるのがわかって、小さくどきりと心臓が跳ねた。近くに感じる辻井さんの気配に、意味もなく動揺する。
好きとか嫌いとか関係なく、この人のオーラに当てられたら、どんな女の子だってどきどきするに決まってる。
辻井さんに笑いかける綾川さんの姿にまた見とれて、いっそケースにいれて飾っときたい、と本気で思う。
満足げに綾川さんを見て頷いたあと、辻井さんが私を見た。
「片桐さんも折角なので少しだけ、手を加えてもいいですか?」
「あ、はい、是非」
プライベートでは私も仕事の時ほどがっつりメイクはしない。
以前大輔くんがあんまりしないほうが好き、と言ってくれたのもあって、さすがにベースメイクだけは頑張るけど、他はさらっとしかいじらない。
綾川さんと交代して鏡の前に座る。誰かにメイクされるなんて、一体いつぶりだろうか。下手したら成人式以来かも。
ちょっと目を閉じててください、と言われて、おとなしく言われた通りにする。目元に辻井さんの指が触れるのがわかって、小さくどきりと心臓が跳ねた。近くに感じる辻井さんの気配に、意味もなく動揺する。
好きとか嫌いとか関係なく、この人のオーラに当てられたら、どんな女の子だってどきどきするに決まってる。