すべてはあなたから教わりました。
「俺だって、緊張してるんだから。」
私は涼の隣に座り、胸あたりに耳を済ませた。

ドク…ドク…ドク…
早い鼓動が耳に伝わる。

私だけじゃないんだ。
涼も…緊張してる。

「なんていう顔してんだよ。見てみろ、外。」

外を見ると、もうてっぺんに来ていた。

「うわぁ~!キレイだね!!」
まるで子どものようにはしゃいでしまった私を見て、
クスクスと涼に笑われた。

ムッとした顔で、涼を見ると、
一瞬のようにチュッとキスをしてくれた。






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