すべてはあなたから教わりました。
「えっ…?」
涼は小声で話してたのに、急に声を上げた。
そして、私の顔を見て、困った顔をした。


電話を切った後、私をもっと不安にさせる言葉を言った。



「ごめん、美雪。俺、元カノに会いに行く。」


「え…」

私は声が出るのもやっとだった。
なんで…?
あんなに会うの嫌がってたのに。
会うことはもうないと思ってたのに。

「どうして…」
私は涙腺が緩くなってきた。
泣いたら、ダメな気がして。



「アイツ、今にも壊れそうだった。親が死んだって…。」


親が死んだ…。
そんなの嘘だよ。
涼に会いたいから、嘘ついたんだよ。


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