すべてはあなたから教わりました。
隣にいた優くんは頬を赤くして言った。
私まで、火照ってきた。


「また明日ね!美雪ちゃん。」
岡田くんはそう言って、手を振った。


私も手を振って、歩き出した。




「まったく…焦った。」
「え?」
「だって…誰かに連れ去られるかもって思ったし。」


子どもじゃないんだから。
親かよ。



「私なら大丈夫だって!」
「そういうことじゃねぇよ。」


何で怒ってるの!



「俺、お前のことめっちゃ好きだし、大事にしたいって思ってる。誰にも渡したくないんだ。」



私の目を見て、言ってくれた。





「優くん…」


そんな風に想ってくれてたんだ。




「俺、早く放課後にならねぇかなって、ずっと考えてた。」

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