すべてはあなたから教わりました。
ドキリとした。
優香ちゃんには私の心を見透かされてるような気がした。



「まさか…そんなことないよ。」
私は平然な顔をして言った。



「そっか。」
優香ちゃんはそれ以上何も言ってはこなかった。



納得したのか、
それとも私が嘘をついてるのを分かって何も言ってこなくなったのか。
分からないけど、優香ちゃんには気を付けた方がいいと思った。



なるべく、桜田のことは見ないようにしよう。



そんな時、別の女子グループの女子達が桜田の元に行った。



「桜田くん。彼女と喧嘩したの?」


「まぁね。」
顔は見れないけど、声だけ聞こえる。
別に何ともないみたいな声だった。



「今日の朝、彼女といるとこ見かけたけど。」
「あぁ…。そうなんだ。」



< 61 / 202 >

この作品をシェア

pagetop