すべてはあなたから教わりました。
「さっ、行こっか。」
「うん。」

涼の大きくて温かいぬくもりが離れた瞬間に恋しくなった。

「送ってく。」

いつもの私なら、悪い気がして、別にいいよ。と気遣うけど。今は涼とずっと一緒にいたい気持ちが強いから、素直に受け入れた。


手を繋ぎながら、歩いてく。
すれ違う女性達が振り向くと、
絶対に涼を見て、
「かっこいい。」と言う。

それが何か嫌で照をギュッと握っていた。


私、涼に対する気持ちが増したんじゃないかって思った。

好きという気持ちが強ければ強いほど、苦しい気持ちがあることを知った。



そして、家に着いた時。

「じゃあ、また明日。」
「うん…」
「何だよ。そんな顔して。」



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