千年の時空を越えて
それから、しばらくして、私の思惑は当たり、檻に行く時間も無くなるほど指名が増えていった。
しかも何故か毎日、高杉さんが来て、私を指名する。
今日の最終の私のお客様は、高杉さんだった。
雪「あの・・・。」
晋「なんだ?」
雪「触らないでもらえますか?」
晋「最初に、俺には特別と言った。」
雪「あれは、その時だけっていう・・・。」
晋「言葉は言葉。その時だけなんて言ってない。」
雪「本当に、頭の回転早いですよね・・・。」
晋「そりゃ、どうも。」
そう言って、ギュッと抱きしめる力を強める。
晋「今宵、帯。解けよ。」
帯、解けって泊まれって事だよね?
雪「無理です。」
晋「ふーん・・・。」
すると、高杉さんは、お酒を口に含み、キスしてきた。
雪「んんー!」
無理やり、唇をこじ開けられると、高杉さんの舌と共に、お酒が、なだれ込んできた。
コレヤバい・・・。苦しくて飲んでしまうと、喉から胃まで、カーッと熱くなる。
すると、また、同じようにお酒を飲まされる。
何度かお酒を飲まされると、今度は、何度も深いキスをされる。手に力が入らない・・・。
晋「お前の唇は、つきたての餅みてぇだな。」
またそれ?
押し倒され首筋にキスされそうになったとき、女将さんの声がした。
なんとかフラフラながらも、着替えて、遊廓を出た。
ふわふわする・・・。ヤバいな。これ・・・。お酒の練習もしなきゃだな。
そう思いながら、屯所へ向かう。