短編集『秋が降る』
急いで廊下を歩く。
するとすぐに大きなガラス張りの扉があった。
扉の向こうには、車道が見えた。
ちょうど車のライトが右から左へ通り過ぎたところ。
「やった・・・」
私は扉を引く。
ガチャガチャッ
「もう・・・」
当たり前だが、カギがかかっているのだ。
また鍵束を出して、ひとつずつカギ穴に通してゆく。
外からならわかるが、中からもカギがかけられるなんて。
どうしても脱出させたくないんだ。
なんて厳重なんだろう、と敵ながら感心すらしてしまう。
ようやくひとつのカギが穴に刺さり扉が開いた。
するとすぐに大きなガラス張りの扉があった。
扉の向こうには、車道が見えた。
ちょうど車のライトが右から左へ通り過ぎたところ。
「やった・・・」
私は扉を引く。
ガチャガチャッ
「もう・・・」
当たり前だが、カギがかかっているのだ。
また鍵束を出して、ひとつずつカギ穴に通してゆく。
外からならわかるが、中からもカギがかけられるなんて。
どうしても脱出させたくないんだ。
なんて厳重なんだろう、と敵ながら感心すらしてしまう。
ようやくひとつのカギが穴に刺さり扉が開いた。