短編集『秋が降る』
薬の力は偉大だ。
あんなに大暴れしていたのに、たった1本の注射で私はぐったりと力を失う。
寝てはいない。
でも、力が入らない。
やがてベッドに寝かされ、暗闇に支配される。
___捕まってしまった。
あれからどれくらいたったのだろう。
私は部屋に戻されることなく、1階にある診察室のような場所にある簡易ベッドに寝かされていた。
「杉浦先生の部屋かな・・・」
意識が混濁していて、寝ては覚めるを繰り返しているようだ。
今が朝か夜かもわからない。
あんなに大暴れしていたのに、たった1本の注射で私はぐったりと力を失う。
寝てはいない。
でも、力が入らない。
やがてベッドに寝かされ、暗闇に支配される。
___捕まってしまった。
あれからどれくらいたったのだろう。
私は部屋に戻されることなく、1階にある診察室のような場所にある簡易ベッドに寝かされていた。
「杉浦先生の部屋かな・・・」
意識が混濁していて、寝ては覚めるを繰り返しているようだ。
今が朝か夜かもわからない。