夫婦ですが何か?Ⅱ
「・・・・見下ろすの・・限定?」
「・・・・・まぁ、場合によっては見下ろされるのも嫌いじゃないです」
言葉遊びだ。
お互いに含み込の言葉で探りあって、徐々に上昇する欲求に乗じるタイミングを計って。
いつの間にか服の隙間から入りこんだ彼の手の熱を背中で感じて、次の瞬間には胸元の開放感。
慣れた指先ですこと。
一体何人の女性を泣かせたらここまで巧みになるんでしょうかね?
そんな事を頭の中で詰って、でもその経緯あって彼が完成しているのだと納得もする。
私だって似たような物で、手馴れた感じに彼のベルトを苦もなく緩めていた指先。
私にもここまで至るまでに経緯があって、でも今は彼の妻だ。
「・・・・子作り問題は置いておくとして・・・」
「フフッ・・・うん?」
「とりあえず・・・欲を満たす性的行為をいたしましょうか?」
「俺、千麻ちゃんのその恥ずかしげもなく欲に忠実なとこ・・・すっごい好き」
「面倒な誘惑不要で都合がいいからですか?」
「普段とのギャップ凄くて萌えるんだよね」
「・・・・」
「ちなみに・・・こんな風に見下ろされるのも好き」
「・・・・M」
「そんな俺が大好きでしょう?」
ニッと無邪気に笑って見せる彼に、『黙れ』と意味を含んで唇を塞ぐ。
その後は・・・、
ドロドロ・・・。
濃密に、濃厚に、見下ろして、見下ろされて・・・。
年齢差も過去の関係性も忘れる瞬間。
ただ、私を求めて、
私で欲を満たす彼が・・・・好き。