夫婦ですが何か?Ⅱ
「エ・・・エッロ・・・」
「ご不満ですか?私がそう言う女だとご存知で再婚されたかと思っておりましたが?」
「いや、知ってたよ!知ってたけど、さっきまで思いっきり拒んできてたからっ!」
「それは、せっかく組んだサプライズの為です」
「大成功でめっちゃ沸いたけどさぁ、」
「っ・・とに、」
グダグダと・・・。
「上げ膳据え膳、愛妻が浴衣着てサプライズ組んで、こうして押し倒して誘いをかけてるというのに」
「っ・・・千麻ちゃん?」
「男見せて全力で挑み返す度胸もないなら私が食います」
「男、男前~・・・」
言いながら浴衣の帯を緩め、まとめてあった髪をはらりと下して。
引っ掻けたままだった指先をズボンの中にそっと忍ばせると、困ったように笑っても拒絶する意思はない彼がされるがままに身を任して。
「・・・千麻ちゃんの方が欲求不満でしたか」
「あったり前です。毎晩毎晩良い男隣に、指咥えて堪えて眠っていた私の欲求舐めたら困ります」
「わぁお、【良い男】とか言ってくれちゃう!?ちょっと己惚れて興奮しちゃうよ?」
「大歓迎。あなたの欲なんて受け止めてお釣りを返せるくらいの私ですから」
「・・・ま、・・千麻ちゃんは、ね」
「っ・・?!」
含みのある言葉と同時にぐるりと視点の入れ替わりに僅かに驚いて。
でも乱暴でなく優しく入れ替えられた背中がプレイマットの感触を得る。
ああ、帯の結び目が邪魔だ。
違和感あるその部分に眉を寄せれば、理解したようにクスリと笑った彼がそれを器用に解き始め。
「本当・・・千麻ちゃんには負ける」
「簡単に勝たせる女だとでも?」
「思ってないから惚れ込んでる」
「男気見せる気になりました?」
「フハッ・・・うん、、まぁ、俺も思いっきりこういう事は狙ってたんだけどね。まさかのサプライズに欲が押しやられちゃってた。・・・・今も・・・、ちょっと散漫なのかな」
「散漫?」
「ん、だって・・・・千麻ちゃんが愛おしいと同じくらいに、お腹の子も愛おしくって・・・」
「・・・・」
「だから・・・がっついた欲で挑めなくって、・・・ゆっくり柔らかーく挑みたいっていうか・・・」
「・・・・」
「つまりは・・・千麻ちゃんにとっては欲求不満な抱き方になっちゃうかも。
そんな俺でも・・・男気感じてくれるかな?」
「馬鹿。・・・逆に充分すぎて惚れ直します」
「うーん、さっきから素直すぎる我が奥様に心臓バックバクなんですけど」
分かる?
そんな風に私の手を自分の胸に引き寄せられて、確かに触れた胸の奥は平常よりは早いと理解。
歓喜もするのにそこは意地っ張りで素直でない私ときたら、