勝手に古今和歌集
夏木さんが目を丸くして、ぱっと視線を落した。




その目が、ミケランジェロをとらえる。





「………なんだ、あんたが鳴いたのか」





夏木さんがふっと目を細め、優しい表情でミケランジェロを見つめていた。





その優しい瞳が、俺に向けばいいのに。




そう思った俺は、気がついたら、





「みゃーぉ」





と再び猫の声で鳴いていた。




夏木さんがミケランジェロから視線を上げ、俺のほうを振り向く。





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