勝手に古今和歌集
それに反応したのか、ミケランジェロがするりと夏木さんの足に擦り寄った。






「みゃお、夏木さん」






と、にっこり笑って声をかけると、






「………えっ、犬飼くん!?」






と夏木さんが目をまんまるに見開いた。



とってもキュートな表情だ。






「みゃっほー」






俺は照れ隠しのために、手を挙げて夏木さんに挨拶をする。






「…………ななななにしてんのこんなとこで!?」






夏木さんが珍しく混乱した様子で叫ぶと、それに驚いたのか、ミケランジェロがぱっと走り出した。




俺は反射的に手を伸ばし、ミケランジェロを確保した。






「やっと捕まえた~♪」






嬉しさを抑えきれず、俺はミケランジェロに頬ずりをしてちまった。






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